脱毛石鹸による自己処理方法と注意点


脱毛石鹸って何?効果はあるの?

脱毛石鹸とは、お風呂で使うボディ用の石鹸にムダ毛を処理する成分を加えたものです。
普通のボディソープから取り替えることで、いつものように身体を洗いながらムダ毛ケアを実現できます。

値段は通常のボディソープよりも高く、平均するとだいたい2,000~3,000円ほどになります。
ただし安いものなら1,000円未満でもありますし、反対に高いものだと5,000円を超えることもあります。
脱毛石鹸の効果は主に2つあり、今生えているムダ毛を溶かして肌をツルツルにすることと、新しく生えてくることを抑えることです。

ここで注意したいことは、脱毛石鹸とは呼ばれてはいるものの、けっして「永久脱毛」できるわけではないということです。

永久脱毛するには、毛根の奥にある毛乳頭細胞を破壊する必要がありますが、石鹸だけではそこまでできません。
また、「脱毛」とは毛を毛根から取り除くことと定義されています。

しかし、石鹸の成分が毛穴の奥にまでしっかり浸透するとは限らず、ほとんどの場合はそこまでの処理もできていません。

そのため実際の効果は、肌の表面にあるムダ毛だけを取り除く「除毛」と、新しく生えてくることを抑える「抑毛」の2つだと言えます

実際に使ってみた方々から、次のような報告が相次いでいます。

  • すね毛など、太いムダ毛は全然減った気がしない
  • しかし、使い続けるとうぶ毛が減った気がする
  • 毛の量はそこまで変わらなくても、質が細く柔らかくなった気がする
    • つまり、脱毛石鹸のターゲットにしたいのは主に女性の産毛を始めとする細いムダ毛です。
      サロンやクリニックなどの光・レーザー脱毛では、メラニン色素に反応させることで脱毛を実現しています。

      しかし産毛になると反応させにくく、効果が薄まってしまうという弱点もありました。
      脱毛石鹸が行うことは除毛と抑毛であって、脱毛ではありません。

      よくこの様な誤解を受けて不評なアイテムでしたが、サロンやクリニックの処置をカバーできるものとして意外と役立つかもしれません。

      脱毛石鹸には何が含まれているの?

      脱毛石鹸に含まれている成分は、天然の植物を由来としています。さまざまな製品があるものの、次の4つが含まれているということは大半で共通しています。

      ブロメライン、パパイン

      それぞれパイナップルとパパイアに含まれている酵素であり、除毛効果を担当しています。
      具体的にはタンパク質を破壊する作用によって、肌の表面に出ているムダ毛を溶かすということです。

      同じタンパク質でできている肌にも影響を与えるため、脱毛石鹸は普通のボディソープよりも慎重に正しく使う必要があります。

      ちなみに、パイナップルを食べ過ぎると口の中が切れてしまうと言われています。これは、なかに含まれているブロメラインによるものです。

      イソフラボン

      大豆によく含まれており、脱毛石鹸においては抑毛効果を担当しています。体内で女性ホルモンとよく似た働きをすることで、ムダ毛を抑えてくれます。
      他にも、髪や肌などに対する美容効果も期待できます。

      ラレアディバリカタ葉エキス

      樫の木の一種から取れるエキスのことで、イソフラボンと同じく抑毛効果があります。具体的には、ムダ毛の再生や成長のスピードを遅らせることです。また保湿効果もあり、荒れがちな処理後の肌をなめらかにしてくれます。

      その他、製品によっては肌をきれいに保つための美容や保湿成分、ワキガなどを防止するための消臭成分が含まれていることもあります。

      トラブルを起こさない脱毛石鹸の使い方

      脱毛石鹸の使い方をご説明します。身体を洗う以上、使う場所は必然的にお風呂場になるでしょう。
      手順はごく普通の身体の洗い方と変わらず、泡立てネットでよく泡立ててムダ毛が気になる部分を洗い、シャワーでしっかり流します。

      ただし、いくつか注意すべき点があります。まず、石鹸はかならず泡立てることです。
      固体のまま身体に塗りつけると成分が強過ぎることがありますし、シャワーで落とし切れず肌の上に残してしまうことがあります。

      トラブルを避けるためにも、お風呂から上がる時は、肌に残っていないことをしっかり確認してください。
      また、髪や眉毛、まつ毛に対しても効果が出てしまいますので、これらに付着しないよう気をつけましょう。

      顔の産毛は誰でも気になるところですが、洗顔料として使うのは少々リスキーです。
      使うにしても口周りぐらいに留めておいた方が良いでしょう。また身体を洗っている最中に付着しないよう、ロングヘアの方は髪をしっかりまとめて使いましょう。

      脱毛石鹸の使用は、原則1日1回です。カミソリや毛抜き、クリームなどと比べると即効性で劣る傾向があります。
      特に、抑毛に関しては効果を実感するまでに数ヶ月単位の時間が掛かるでしょう。

      そのため焦って回数を増やしてしまいがちですが、それでは肌荒れのリスクを高めてしまうので回数を守ることは大切です。

      脱毛石鹸のメリットとデメリットは?

      脱毛石鹸はおすすめできる方法なのでしょうか? 結論から言うと、合う人と合わない人がいます。
      そこで、他の方法と比較したメリットとデメリットをまとめました。検討する時の参考にしてみてください。まずはメリットからです。

      産毛への対応力が高い

      主に細い毛に対しての効果が期待できます。そのため、おすすめできるのは特に女性です。

      実質、ケアに割く時間が掛からない

      カミソリ家庭用脱毛器サロンなどどのような方法でも脱毛する時間がある程度必要です。

      しかし、脱毛石鹸なら入浴時に使えば良いだけなので必要ありません。
      念入りにシャワーを流すようになるなどから、数十秒から数分程度入浴時間が長くなるぐらいです。

      肌への刺激は比較的弱め

      製品にもよりますが、カミソリや毛抜きクリームワックスなどと比べたら肌へのダメージは優しいです。

      ただし、タンパク質を溶かす成分が含まれている以上、ゼロではないことに注意してください。正しい利用とアフターケアは必須です。

      自力で背中のケアができる

      背中は最も自力のケアが難しい部分で、サロンやクリニックなど他人に任せる方法が主流でした。
      しかし、ボディタオルやブラシなどを使って洗えれば、自力でもケアできますね。

      もともと太い毛が生えにくく産毛の多い場所ですから、他のメリットとの相性もバッチリです。

      ランニングコストがそこそこ安い

      価格は2,000~3,000円ほどですが、石鹸はすぐにはなくならないものです。1人で使うなら2~3ヶ月ぐらいは保つでしょう。

      サロンに行ったり家庭用脱毛器を買ったりするよりは、ずっと安く始められます。

      反対に、デメリットは次のようなものがあります。

      剛毛にたいする効果は期待できない

      細い毛に対してはそこそこ効果がある一方で、太く硬い毛にはほとんど意味がありません。そのため、男性にはあまりおすすめできない方法だと言えます。

      本当の意味で脱毛できるわけではない

      前述した通り、あくまでも除毛と抑毛をしてくれるだけで、脱毛にまでは至りません。また、クリニックで行う永久脱毛も不可能です。

      継続して使う

      永久脱毛が不可能ですから、つるつるお肌を保つためには継続して続ける必要があります。お風呂で身体を洗うことは日常行為ですから、時間はそれほど掛かりません。

      しかし、2,000~3,000円を出し続ける経済的負荷が掛かります。
      また常用していた脱毛石鹸を切らしてしまった時や、長期の旅行に出かけている時などにフラストレーションが溜まるかもしれませんね。

      顔のケアは難しい

      眉毛やまつ毛、髪の毛に付く恐れがあるため、目元や生え際、額などには使えません。
      これらは産毛が生えていると目立つ部分で、そこをケアできないとなるとそこそこ大きなデメリットになります。

      効果のある脱毛石鹸の選び方

      「脱毛石鹸を使ってみよう!」と思ったら、通販で手に入れましょう。現状、ドラッグストアやスーパーなどではほとんど売られていません。

      ネット上なら様々な製品が売られており、どれにするべきか迷うことでしょう。
      口コミやレビューなどから評判が高いものを選んでも良いですが、特に考慮すべき点は除毛成分のバランスです。

      ブロメラインやパパインなどのムダ毛を溶かす成分の強弱で、次のように使用感が大きく異なります。

      除毛成分が弱いと……

      ムダ毛を溶かす効果が弱くなり、細い毛でも肌に残ってしまうことがあります。反対に刺激が少なくなるため、敏感肌の方でも安心して使えるようになります。

      除毛成分が強いと……

      効果が高く、もしかしたら太い毛に対しても発揮してくれるかもしれません。その変わり、肌への刺激も強くなり赤みや痒みなどの肌トラブルが起きやすくなります。敏感肌の方にはおすすめできません。

      おすすめ!市販の脱毛石鹸を紹介

      上記を踏まえて、ネット上で特に評判の脱毛石鹸2つをご紹介します。

      Jomoly(ジョモリー)

      主に女性誌で紹介されており、最も利用者が多い製品の1つです。主要な除毛・抑毛成分をほぼ全て含んでいる他、植物由来の美容成分も多数配合されています。
      そのため、敏感肌の方でも安心して使えるでしょう。

      脱毛・美容成分を全体の40%も占めながら、石鹸としての機能を損なわないという特殊な製法が採用されています。

      また熱を通さず作るため、上記の成分が壊れることもありません。
      キャンペーンやまとめ買い割引などのサービスが多く、買い求めやすい点も魅力です。

      K-Through(ケースルー)

      メンズ用の脱毛石鹸として人気を博しています。
      髭やすね毛などの剛毛を想定して作られていることから、女性の方でも強力な効果を望んでいるなら検討してみる価値があるでしょう。

      その分だけ肌へのダメージも大きいことが想定されるため、敏感肌の方は気をつけましょう。不安に思うならパッチテストは行っておきたいですね。

      脱毛石鹸とサロンではどちらがお得?

      現在、脱毛方法として最も人気のものがサロンでプロに施術してもらうことです。
      剛毛でもしっかりケアしてもらえますし、1度通ってしまえば、その後は殆ど生えてこなくなり優れた方法の1つだと言えるでしょう。

      しかし、脱毛石鹸にも優れていることがあります。次のような点を魅力的に思うなら、サロンに通う前に試してみる価値はあるでしょう。

      • うぶ毛でもしっかり処理できる
      • 除毛作用の強い製品を使えば、即効性が高い
      • 初期費用が2,000~3,000円と安い

      ただし、併用は肌への刺激が強くなってしまうためNGです。どうしても併せて使いたい時やサロンに行く直前まで使っていた時などは、店舗にいるスタッフに相談しましょう。

      まとめ

      脱毛石鹸は特に細い毛に対して効果が高い方法です。産毛が気になる女性の方を中心に選択肢となるでしょう。

      ただし、永久脱毛できないという点は絶対に認識しておく必要があります。
      できることはあくまでも除毛と抑毛だということを知って使えば、「騙された!」という気分にはならないはずです。

      それで満足できなければ、サロンやクリニックに通う、家庭用脱毛器などの方法にシフトしていきましょう。